トルコ

「トロイの木馬」の舞台、トロイ遺跡へ!そして試練は続く・・・。

皆さん、おはようございます。Daikiです。

旅に出て1ヶ月が経ちますが、1ヶ月前に日本の奥さんに向けてウズベキスタンから出したポストカードはまだ届いてないそうです。さようなら、僕のポストカード。笑 ちなみにまた別の国でも1通出してます。そっちは届くと良いなあ・・。笑

 

<本日のあらすじ>

  • トルコの小さな港街「チャナッカレ」へ。
  • 試練は続く。それでも、僕はトルコを諦めないぞ・・・!!笑
  • 伝説の「トロイの木馬」の舞台、トロイ遺跡を探検。

 

 

おはようございます!

今日は!トルコの田舎街に移動じゃああああ!!!

イスタンブールは街も観光地も綺麗で写真の撮りがいもあるんだけど!なんかこう・・・都会すぎる!笑

きっと僕には早すぎたんだ、そうだ、きっとそうだ( ;∀;)

 

マップを眺めて考えた結果、選んだのは「チャナッカレ」という小さな港街。

イスタンブールからはバスで5時間ほど!
選定理由は海沿いの街であることと、気になる観光スポットがいくつかあったから!それでもあんまり観光客が多いところではなさそうで、イスタンブールの宿の人に「今日はチャナッカレに行くんだ!」って言ったら「チャナッカレ?何しに行くんだ?」って言われた。笑 そんなところ。

今は人が少なくてちょっと田舎くらいがちょうど良いんだ。

 

まずはイスタンブールにあるバスターミナルへ。

イスタンブールには大きなバスターミナルが2つあるらしくて、僕は旧市街に近い「Esenler」というバスターミナルから出るバスを予約。(ちなみにトルコのバス予約は"obilet"というアプリを使うと楽でした)

 

予約したバス会社のブースへ。そこにいたおっちゃんから「チャナッカレか?ここで待ってな」と言われ、僕以外誰もいない待合室に不安になるも無事出発。

 

バス内では飛行機みたいにドリンクとかお菓子が配られた。朝ごはん食べてなかったから助かる・・・!!

 

バスの中ではNetflixでダウンロードしたジブリを見たり、音楽を聞きながら窓の外をぼーっと見たり。

そうこうしてると「CANAKKALE」と書かれたゲートを通過!そろそろだ!どんな街なんだろう。

 

バスで揺られること5時間、チャナッカレのバスターミナルにとうちゃーく!!!

 

ここから市内まで20分ほどローカルバスに揺られ、チャナッカレの市内にあるホテルへ。

今日泊まるのはここ!

Nr1 Pansiyon

 

トルコ人は地下に住むって話を聞いたことがあったけれど、このホテルの部屋も完全に地下だった。

日本と同じで地震大国のトルコ。調べたら去年もかなり大きな地震が発生して、5万人以上のトルコ人が犠牲になってる。業者の手抜き工事のせいで耐震設計が進まないって話を聞いたけど、多分こうやって地下に住居があることも関係してるんだろうなあ・・・。

僕は平気だけど、窓がないので人によっては閉塞感を感じるかも。

 

よし!荷物も置いたし、街を探検しながらまずはお昼ご飯を食べよう!!

徒歩でも回れるくらい小さそうな街だけど、チャナッカレはどんな雰囲気なのかなあ。

どれどれ!!どんなもんじゃーい!!!

なんだこれ・・・・・。

 

違う!!僕が見たいのは(センスが謎な)公衆電話じゃなくて!!

 

 

あ、あそこに公園がある!緑あふれる素朴で素敵な街を見せてくれ!!!

なんやコレェ・・・・・・(すいませんふざけすぎました)

 

こ、このままだとチャナッカレが謎センスの街だと思われかねないのでちゃんと紹介します(いやでもこのワーナーマイカルシネマズのうさぎの扱いは本当に可哀想だよね!?笑)

 

そう、何を隠そうこのチャナッカレはあの「トロイの木馬」で有名なトロイ遺跡の側の街なのです!!!

だから街には・・・・

どーん!!!!

うおおおおトロイの木馬!!!デカい!!カッコいい!!(最初から紹介しろ)

 

ちなみにこれは2004年に公開された「トロイ」っていう映画で実際に使われたものなんだって!!

ブラピが主演した映画らしい。めちゃくちゃ観たいけどサブスクに無いから旅中に見る手段がない( ;∀;)

馬かっけえ・・・・(゜ロ゜)

 

そういえば、さっきの公園にある遊具もトロイの木馬仕様になってた。

 

あとベンチも。木馬推しすげえな!!笑

 

 

そしてここチャナッカレは港街。

だから当然海もめちゃくちゃ綺麗!!!

やっぱり海が綺麗な街っていいなあ・・・。

そうだ、老後にひっそり住むなら海街にしよう。海街ならきっと嫌なことがあっても海を見れば忘れるさ・・・。

 

そしてここで、スマホの電波が使えなくなっていることに気付く。

何でだろう??トルコではairaloのeSIMを使っていて、ホテルを出る時には使えていたんだけど。

とりあえずお昼ご飯のお店はあらかじめ決めていたのでそこへ。この後トロイ遺跡へ行く予定だからネット問題解決せねば・・。

お昼はフィッシュ&チップス!(のチップスはないバージョン)

フィッシュ&チップスって何でこんなに美味しいんだろう!?

多分好きな食べ物10個上げたらフィッシュ&チップス入る自信がある。あれだけ日本食が恋しい日本食が恋しいって思ってたけど、魚のフライ部門ではフィッシュ&チップスに軍配が上がるなこりゃ(何の話)

 

 

そしてお会計。

僕は基本Visaカードで決済してるんだけど、Visaタッチしてみたけど「上手く決済できない」と店員さん。

2回試してみたけど無理らしいのでもう1つのMasterカードを使ってみる。これも「上手く決済できない」と店員さん。

マジか・・・VisaもMasterも使えなかったことないんだけどな。上限に達しているわけでもないし。

まぁそういうこともあるか・・ってことで現金で支払うことに。

 

 

この後トロイ遺跡にバスで向かうつもりだけど、まだ少し時間はある&スマホで電波が拾えない問題が起きているのでとりあえず宿に戻ってWi-Fiで検索。

結果、スマホで電波が拾えないのはただairaloで購入したギガを使い切っているだけだった。

とりあえず追加で2GBを購入して、準備していると・・・

 

あれ!?!?お昼のカード代金、落ちてるやんけえええぇぇ!!!

あの時は電波がなくて分からなかったんだけど、僕のVisaカードは使ったら即日通知が来るタイプ。

今見たらしっかり2回とも通知が来ていた。

マジか。てことはMasterも怪しいな・・・。まずい。それより早くお店に戻って返金してもらわないと。

トロイ遺跡へ行くバスは次を逃すと2時間後。それまでに絶対お店で返金してもらわないといけない!!

 

猛暑の中、猛ダッシュでさっきのお店へ。

 

ぼく「すいません!さっきのカード代金、今見たら落ちてるみたいなんだけど」

店員さん「そうなの?じゃあ、銀行から返金してもらって」

ぼく「・・・???いやいや、僕じゃなくて、代金を請求したお店側でキャンセルするとか返金するとかできないの?」

店員さん「君のクレジットカードは上手く決済できなかったんだ。こっちに言われても困るよ」

ぼく「いやいや、だから決済出来てるんだって!ほら、このアプリの画面見てよ」

店員さん「だったら銀行に言って返金して貰えばいいじゃないか」

 

いやいや・・。僕がクレジットカード会社にこれ間違いだから返金してくれって言って返してくれるもんなのか?不正請求でもなく、僕の意思でタッチ支払いはしてる。勘違いか嘘か、お店からは「支払えなかった」と言われたけども・・。

多分ここで引き下がるともうお金は返ってこないと思い粘る。バスの時間も迫ってるのに!!!

 

ぼく「現金で今すぐ支払った分を返して!!」

 

苦闘の末、結局Visaで支払った2回分の料金はリラで返してもらった。

ただ、Masterの方は即日通知が来ないタイプでこのタイミングでは支払われたのか分からなかったので返してもらえなかった( ;∀;)

(後日見たらしっかり請求されていた)

 

店員さんからは最後に「銀行かカード会社に返金してもらったら、今渡した現金は振り込みで返してよ!」と言われ口座番号の写真まで撮らされた。(当然返金はないけど)

 

その後、再び猛ダッシュでトロイ遺跡行きのバスへ。ギリギリ滑り込みに成功。

 

・・・ふう。トルコを好きになるために田舎町に移動してきたのに、いきなりこういう目に遭うとは。

お店の人が勘違いしたのか、それとも観光客の僕を騙そうとしたのかは分からない。余分に1回分払っちゃってるから、被害は1500円程度。このくらいならまぁいいか・・。悔しいけど。

 

・・・もう、本当にトルコは踏んだり蹴ったりだな!!!笑

ここまで来たら逆に笑える。こうなったら、絶対最後までトルコを諦めないぞ!!!!笑

 

そしてバスは30分ほどかけて「トロイ遺跡」へ。

 

トロイ遺跡の歴史ははるか昔に遡る。

古代ギリシアのホメロスという人が書いた叙事詩「イリアス」の中で「トロイア戦争」という戦争が描かれたのが最初。

トロイア戦争とはトロイ王国と古代ギリシアの連合軍の間で起きた戦争だけど、ホメロス自体、紀元前の人でいつ生まれたかも正確に分かっていないような人だからこの「トロイア戦争」も空想の物語の1つとして考えられていたんだって。

ところが、19世紀にドイツのシュリーマンという考古学者がこのトロイ遺跡を発掘し、空想だと思われていたトロイア戦争は一気に現実にあったこととして考えられるようになったみたい。

・・・・何てロマンのある話なんだ!!!笑

 

早速遺跡へ。

まずは入ってすぐにあるという木馬を見に行くことに。木馬木馬〜!!

木馬、めちゃくちゃ今作っとるやんけ!!!!!!笑

 

どういうことやねん。

何でも、このトロイ遺跡が見つかったことでトロイア戦争自体は実際の出来事だった可能性が高いと思われているそうなんだけど、有名な「トロイの木馬」が存在したことを示す歴史的な証拠は見つかっていないそう。

元々「トロイの木馬」も古代ギリシアの叙事詩に登場したもので、中に兵士を仕込んだ大きな木馬を敵軍に送り込み、木馬から飛び出した兵士たちが油断している敵軍を攻撃、そのまま勝利に導いたというもの。

ホメロスは実在した「トロイア戦争」を題材に、少し物語に脚色を加えて木馬の話を付け加えたんじゃないかという説があるらしい。な、なるほど・・笑

 

正直「トロイの木馬」が有名すぎてその背景とか全然知らなかったけど、むしろその「トロイの木馬」だけが実在しないものだったんだなあ・・。(だから木馬今作ってたのか)

 

実際に発掘されたというトロイ遺跡を見てみる。

 

正直、しっかり事前知識を入れてから見ないと何が何だかわからないかも。

トロイ遺跡の中は、年代に応じて第Ⅰ層から第Ⅸ層までの計9つの地層に別れてる。

有名な「トロイの木馬」が登場するトロイア戦争は紀元前1700年から紀元前1200年の間のどこかで起きた戦争で、層でいうと「第Ⅵ層」または「第Ⅶ層」あたりが該当するそう。

 

例えばこの傾斜路はトロイ第Ⅱ層時代のもの。

第Ⅱ層時代は紀元前2500~前2200年頃だから、4000年以上前のものということになる・・・!!

この坂の奥にあったのは当時の王宮だったみたい。

こうしてみると、何となく当時の王宮とその前にかかる坂の姿が浮かぶような・・?

 

他にも、これは第Ⅸ層の大衆浴場らしい。

大衆浴場の文化はローマから持ち込まれたもの。第Ⅸ層の当時、トロイはローマの支配下だった。だからこそ、こうしてローマの文化を示すものが遺跡に残ってる。

 

同じく第Ⅸ層の劇場。

これもローマや古代ギリシャの劇場の形とよく似てる。

 

トロイ遺跡は当時の時代背景や暮らしを想像しながら見るとへえ〜って思うことが多い。

個人的には近現代史が好きで、昔、特に紀元前の話は想像がつきにくくてあんまり興味を持ってみてこなかったんだけど、意外と面白かったなあ。

 

近くにはトロイ遺跡で発掘されたものを展示する博物館もあった。

 

空想のことだと思われていた遺跡が実際に発掘されて、こんなものまで出てきたら、最初に発見したシュリーマンさんは大興奮だっただろうな・・。

 

トロイ遺跡からチャナッカレ市内への最終バスは20:00。

1人ポツンとバスを待っていると、同じく観光に来ていたトルコ人の女の子から話しかけられた。

首都のアンカラ出身で、従姉妹のお姉さんと2人でトルコ国内を観光して回っていること。

僕と同じで人が多い大都市より田舎町が好きで、このチャナッカレが一番居心地が良いって言ってた。

バスが来るまでそういう他愛もない話をして、最後は市内でバイバイって手を振って別れた。

トルコに来てから周りが敵だらけのように感じてちょっと落ち込んでたけど、そんなことはない。きっと、ただ運が無かっただけ。

トルコでの過ごし方は自分がどういう旅が好きなのかを見つめ直す良い機会になりそう。

 

それにしても、今日も疲れた!!明日は海に行ってみよう!

それでは今日はこの辺で!!!

 

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