おはようございます。Daikiです。
今日はウズベキスタンの古都ブハラの街歩き編第2回!
アルク城やカラーン・ミナレットのような有名所ではなくてちょっとディープでローカルなスポットを巡ったのでご紹介します。
9時ごろ、Dervish Hostelで目覚めて庭にある高床式のテーブルへ。
ホステルのお姉さんに挨拶をすると朝食を持ってきてくれた。
めちゃくちゃ美味しそう・・・!!
このホステル、日本円で1泊2000円くらいなんだけど、それでこのボリュームの朝食が付いてくるのありがたい。さらに、お茶が飲み放題なのである。ウズベキスタンに来てからというもの、水かコーラかファンタオレンジしか飲んでいなかったからお茶が飲めるのは嬉しすぎる(´;ω;`)
朝食も食べたところで。
昨日割とブハラの旧市街中心部は散歩したから、今日は少しローカルなところにも行ってみよう!
と、その前に早速だが、僕はこのブハラでどうしても行きたいところがあったのである。それは・・・
ブハラの、ごくごく普通のこんな通りにあるカフェ「Donuts and coffee」!
見てこの!!!
ブハラの歴史的地区ど真ん中にあるとは思えない、このオシャレさ!!!(失礼)
ここでは名前の通りおしゃれなドーナツとコーヒーをいただける。
コーヒー何にしようかな・・・えっ!ホットチョコレートあるやん!正直汗ダラッダラだからアイスが飲みたいけど、ホットチョコレートが飲めるんなら頼むしかない!!笑
ふう。幸せとはこの時間のことを指すのだな。
ドーナツもホットチョコレートも日本では普通に口にできるものだけど、ウズベキスタンで食べるだけでこんなに感動するんだなあ・・・。
ブハラを旅する人、おしゃカフェで一息つきたい時はぜひこちらへ(Googleマップのリンク貼っておきます!)
続いては、ブハラの旧市街からタクシーで移動すること約15分。
一風変わった景色が見れると聞いて訪れたのは・・・
KARVAN BAZZAR(カルヴァン・バザール)
タシュケント、サマルカンドでも訪れたウズベキスタンの代名詞バザール!
タシュケントやサマルカンドほどでは無いけれど、ブハラでもやっぱりバザールは賑わっていて、ここのバザールは特に衣料品のお店が多い!
そして、他のバザールでは見なかった家具のお店もいくつか。
しかし今日このバザールに訪れた目的は違う!
ネットで面白いものがないか検索していて、たまたまヒットした画像を見てこのバザールにやってきた。
正直本当にあるのか確信は無かったけれど、画像を頼りにバザールの人たちに聞きまくり場所を教えてもらう。そして広いバザールをしばらく歩いてたどり着いたのは・・・
なんかヤバいところきちゃった・・・・・(゜ロ゜)
そう、ここはカルヴァンバザールで週に2回ほど開かれているという蚤市。いわゆるフリーマーケットだけど、何だか僕が知っているフリーマーケットと全然様子が違うぞ・・・
もはや何が売り物で何が落ちているがらくたなのか分からない。
値段も不明、人っ気もほぼなく、だだっ広い敷地にあるのはいくつかのお店と荒廃した店の跡、そして周りを見渡しても客は僕一人だけだった。
道に落ちているノコギリ?のような刃。
いや、これ絶対普通に落ちてちゃダメなやつでしょ!!笑
カルヴァン・ヴァザール自体は綺麗で活気のあるバザールなのに、その横でひっそりとこんな市場が開かれていることに驚いた。正直、言い方は悪いけれど"闇市"という言葉がしっくり来るような、そのくらい荒んだ空気が流れてる。
大量に捨てられたベビーカーと謎の人型。
何か、一周回って芸術すら感じさせるぞ・・・!笑
お客が誰一人いない異様な空間を歩き回ってると、売っているおばちゃんたちが声をかけてくれた。
「ほら!これどう??買ってきな!」みたいな(予想)仕草で鍋を勧められたけど、おばちゃんごめん、それはさすがに今いらない!!笑
記念に一緒に写真を撮らせてもらった。
怖いもの見たさで訪れたバザールだったけど、何とも異質な空間だった。
中にはものすごい掘り出し物もあるらしいんだけど、悲しいかな僕にはそれが掘り出し物かどうかを見抜く目がない()
おばちゃんたち、笑顔で接してくれてありがとう。元気でね。
そしてもう1つ、僕はこのウズベキスタンで気になっていたものがある。
それは"ハマム"と呼ばれるお風呂!どうやらトルコなどイスラム文化圏の伝統的な公衆浴場らしくて、それがここウズベキスタンにも存在しているらしい。
汗もかいているしちょうどいいから一風呂浴びていこう!
Googleマップで調べてみると3箇所くらいヒットした。どうやら1つは女性専用、1つは観光客向け、1つは現地の人向けらしい。今日はブハラのローカルを知るための日なんだ。行くならローカルなハマムに決まってる!
そして着いたのがここ。
Zabiyon-Dabiyon Hammam(ザビヨン-ダビヨン ハマム)
ザビヨン・ダビヨンって何だろう・・。
人気がなく入口もここで合っているのか分からない。
お邪魔しまーす・・・。
ここで必死で「Hello?」と声を出していると、女の子が階段の上から降りてきた。
僕を見て「おーい!お客さんがきたよー!(僕の想像)」と誰かに声をかけている。
とりあえず上がっていいってことだと理解して上に上がると、マダムのようなメガネをかけた気の強そうなおばちゃんがいた。(笑)
「日本人か?英語は話せるか?ちゃんと言ったこと理解できるか?」等を聞かれて小部屋へ連れて行かれる僕。
正直、人気のなさとおばちゃんの覇気()にかなりビビっていたけど説明を聞くとこんな感じ。
・部屋の使用料が8万スム(日本円で約900円ほど)
・その他垢すり、シャンプマッサージがそれぞれ8万スム
ローカルな所と聞いていたけど思ったより高いな・・というのと、説明を聞く感じだと貸切で使えるような感じだったから、あれ?公衆浴場では?というところが気になったけど、とりあえず使用料と垢すりをお願いすることに。
おばちゃん「OK。部屋の使用は1時間よ。じゃあ先に10分サウナに入ってちょうだい。その後また来るわ」
と言われて部屋に取り残される僕。笑
言われるがままにサウナへ。
日本でもよく行ってたから、日本のものと比較するとかなり控えめな温度。じんわり汗をかく感じ。
10分サウナに入り、上がって待っているとおばちゃんが戻ってきた。
おばちゃん「ちゃんと10分入ったんだろうね。よし、じゃあここに寝なさい」
そうしておばちゃんによる垢すりが始まった。
正直僕は人生で1度も垢すりをしたことがなかったのと、ウズベキスタンの猛暑で毎日汗を大量にかいていたせいか、終始おばちゃんに「Oh...dirty...so dirty...(汚いねえ・・本当に汚いねえ・・)」と言われていた(笑)
おばちゃん「日本人は垢すりをしないのかい?」
ぼく「どうだろう。垢すりのサービスはあるけれど、少なくとも僕は使ったことなかったよ」
おばちゃん「ふ〜ん。あんた結婚はしているのか?奥さんにさせればいいじゃないか」
ぼく「えっ!それはできないよ。おばちゃんは旦那さんにしているの?」
おばちゃん「いいや。あたしが旦那にマッサージを教えて、私にマッサージをさせてるんだよ」
ぼく「ふーん・・・(見た目通り強い人だな・・)」
その後垢すりに熱が入ってきたのか、
おばちゃん「あんたこれだけdirtyなものを落としたら、この後見違えるわよ!まるで蝶のように羽ばたいてしまうくらい、体が軽くなるに違いないわ」
ぼく「ははは・・蝶のようにね・・」
おばちゃん「あんた冗談だと思ってるの?本当よ?飛ぶわよ、蝶のように!!!」
蝶の話をするときにわざわざ1回手を止めて羽のように動かすジェスチャーをするおばちゃん。
相当この言い回しが気に入っているに違いない。垢すり自体は20分程だったと思うが、蝶のくだりを5回は聞いた気がする。
そして垢すりが終わり、シャワーを浴び、着替えて外に出るとおばちゃんが椅子に座っていた。
おばちゃん「気分はどう?」
ぼく「(これは・・あれだな・・あの答えを求めているやつだな・・)」
ぼく「うん、とっても体が軽いよ。まるで蝶のように感じるよ!!」
おばちゃん「OK.Bye」
ぼく「(いやもう冷めてる!!笑 ハシゴ外しやがって!!!笑)」
と、終始おばちゃんに翻弄されたハマム体験だった。
・・・
・・・・
・・・・・・え、お風呂は?
"公衆浴場"と聞いていたのに浴槽がなかった・・(笑)ハマムをよく分かっていないんだけど、僕が体験したのは本当にハマムだったのでしょうか。誰か詳しい人教えてください・・・(笑)そんな不思議な体験がしたいブハラの旅人はぜひザビヨン・ダビヨンへ。(Googleマップのリンクも一応貼っておく)
ハマム(らしきもの)を体験した後は、ホステルに戻って少し休んでご飯へ。
1枚目はマンティというウズベキスタンの餃子料理。
2枚目はシャシリクという串焼き(写真はラム)。
このマンティは中国から入ってきたもので、シャシリクは中東のケバブが元になっているらしい。シルクロードの歴史がこうして今の食文化にも影響を与えているんだなぁと感じた。ちなみにウズベキスタンは羊の放牧が行われているから羊肉が豊富らしいんだけど、これがめっちゃ美味しい!獣臭さもなくて食べやすい。
のんびりしていると、そろそろ夜になってきた。
僕はこの後夜行列車でブハラから首都のタシュケントに戻り、次の国へ出発する予定。
これでブハラ、そしてウズベキスタンもお別れかと思うと何だか名残惜しくなった。
サマルカンド同様、ブハラも旧市街は夜にライトアップされてるらしいから、最後に散歩してみよう。
綺麗だなあ・・・。
やっぱり、カラーン・ミナレットはブハラのシンボルだ。
歴史がそうだったように、この先街に何が合っても、このミナレットが立っている限りここがブハラだって分かる。
後ろ髪を引かれる思いでブハラ駅へ。
22:30発予定の夜行列車は30分ほど遅れてやってきた。
今日の僕のベッドはここ。
ウズベキスタンでは最初で最後の夜行列車になるので、奮発して一等車を予約しておいた。
相部屋はウズベク人の好青年。
気遣いができて優しい人だ。ウズベキスタンで会った人は、99%いい人だったと断言できる。(1%はタクシーやレストランで1回ずつぼったくりにあった分を悔しいからカウントしたんだけど、そんなのはどこの国でもあることだ。)
タシュケントまでは時間にして約7時間。
ベッドも快適そうだし、今日はゆっくり寝れそうだ。
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