ウズベキスタン

ウズベキスタンで友達が出来た日。

2024年7月25日

おはようございます!

ウズベキスタンの直射日光の強さに衝撃を受けています。Daikiです。

日本と違って湿度は高くないからじっとりした汗はかかないんだけど、炎天下を観光しているとHPの減り方が半端じゃあない・・・!!!

 

ということで、今日は昨日声をかけられたラノたちと会う予定。

約束した時間は昼過ぎだったので、それまではタシュケントの街をぶらぶらしよう。

まずはホテルで朝食。

少ないように見えるけど、普段朝食を食べない僕にはこれでも十分。

 

朝ごはんも食べたので、まずはこの国の英雄の像がある広場へ!

アミール・ティムール広場

ティムールはかつてウズベキスタンのサマルカンドを都として建国されていたティムール朝の創設者で、中央アジア最大の大帝国だったらしい。ソ連滅亡後のウズベキスタンでは彼が国民統合の象徴として、ここタシュケントやサマルカンドでも銅像が作られているんだとか。

 

 

ティムール像のすぐ近くには、それを囲むように巨大なホテル「HOTEL UZBEKISTAN」が。

写真じゃ少しわかりにくいけど、建物が綺麗な長方形じゃなくて「へ」の字みたいになってる。

 

ラノと会うまではまだ時間があったので、簡単に何か食べておこう。

ぶらぶらと街を歩いていると・・・

 

突然のPEPSI祭り(゜ロ゜)

突然現れた全長およそ500m程のPEPSIゾーン。

これはもうPEPSI行くっきゃねえだろ!!ってことで・・・

はい。PEPSI行きませんでした。

HOT DOGとファンタ2つ合わせて27000スム(日本円換算330円くらい)。

ソーセージによく分からんソースを3種類塗りたくったものだったけど美味しかった。

というわけで、時間もいい頃合いなので地下鉄とバスを乗り継いで待ち合わせの場所にしゅっぱーつ!

 

実は、タシュケントですごく楽しみにしていたことの1つが地下鉄。

タシュケントの地下鉄は駅によって内装が異なっており、それがすごく綺麗ということで有名なのである。

見てこのシャンデリアとか柱のオシャレな感じ!!!

なんかこう・・オシャレだよね!!!←

僕が撮れたのは使った駅のいくつかだけだったけど、きっと他の駅も綺麗なんだろうなぁ。

 

さて、ラノと会う約束をしたのは「新ウズベキスタン公園」という公園。

地下鉄とバスを乗り継ぎ少し早めに到着したので公園を散歩していると・・・

なんだこれは・・・・!!

 

公園の緑には馴染まない不自然な見た目とデカさ。

ものすごくデカい。万博記念公園の太陽の塔くらいデカい。

おお!

おおお!!

おおおお〜〜!!!(何が)

どうやらこれ、ウズベキスタンの独立30周年を記念した独立記念碑らしい。

正式名称は「ムスタキリク・モニュメント」って言うんだって。

それにしてもカッコいいなあ・・こういう建築大好き。

 

モニュメントに気を取られているとラノとの集合時間に。

お母さんもいるのかと思っていたらラノは一人だった。(あとなぜか片手に勉強中だという英語の教科書を持っていた)

外は38度の炎天下。

あまりにも暑かったので、とりあえず涼しいところに行かない?

ということで、タクシーを呼んで「ICE CITY」という氷のテーマパークへ行くことに。

 

ちなみに、僕とラノは全て筆談。

ラノはウズベク語とロシア語しか話せないし、僕は日本語か英語しか話せない。

結果、お互いがGoogle翻訳を使ってロシア語と英語で翻訳しあってそれを見せることで会話していた。

一見シュールに見えるけど、直接言葉でコミュニケーションが取れなくても思ったより普通に"会話"はできた。

こう言うやりとりは初めてだけど、こうすれば本当に世界中の誰とでもコミュニケーションが取れるんだなぁ・・ってなんだか嬉しい気持ちになった。

道中は、お互いの国の話、恋人の話、勉強の話、旅行の話、色んなことを話した。

 

ラノ「そういえば、今更だけどDaikiは何歳なの?」

ぼく「27歳だよ!」

ラノ「え!? 見えない! 21くらいかと思った笑」

ぼく「そうかな?ラノは何歳?(多分20歳くらいなんだろうな)

ラノ「わたし?わたしは15歳よ」

ぼく「ふーん、15歳か。思ったより若・・・・・」

 

15歳!?!?

マジかよ・・・大人びてるし受け答えもしっかりしてるから少なくとも18歳は超えてると思ってたぞ・・・え、15歳・・?27歳の男と15歳の女の子が二人でタクシー乗ってるってそれ日本では警察呼ばれるレベルでは・・・?

自分が15歳の頃なんてタクシーにも乗れないしそもそも偶然出会った外国人と一緒に行動するなんて考えられなかった。ラノが特別なのか、この国ではそのくらい普通なのか。というかお母さん、よく15歳の娘を一人で僕に会わせることを許したな・・・

みたいなことをぐるぐると考えているとICE CITYに到着。

1年中暑いウズベキスタンにはピッタリの施設で、中は氷のスポーツやアトラクションを課金制で楽しめるようになってる。

中はヒンヤリしてて気持ちいい!

ちなみに、ラノとはここでアイススケートをした。

お互い人生初だったが、才能も上達もラノが圧倒的だった。

アイススケートの他にも、「CRAZY SLIDE」という氷のスライダーにもチャレンジした。

子供向けのアトラクションかと思いきや意外とスピードが出て怖かった・・・

 

ICE CITYで遊んだ後は、僕が日本に忘れてきていたSDカードリーダーを受け取りに行くことに。

日本でいうAmazonや楽天のようなオンライン・ショッピングはこっちでは「Uzum market」というところで購入するそうで、これはネットで注文すると街にある店舗で商品を受け取れるというもの。

ラノは事前に僕が欲しいと言っていた商品を注文してくれていたらしく、無事商品を受け取ることができた。

一人じゃ絶対に手に入れられなかっただろうから、本当にありがたい。

 

その後、ラノの彼氏のマフムドが合流し、タシュケントに住む人が通う学校や住居を案内してくれた。

マフマドは英語を話すことができたから、短い間だったけどたくさんのことを話した。

面白かったのは「日本人が夫婦になるときは旦那さんは全て財産を渡さないといけないってのは本当?」と聞かれたこと。笑

それは・・嘘、とも言い切れない!!笑 人による、だけど少なくとも僕のところは違うよ、と答えておいた。笑

財布の紐は奥さんが握る、みたいな話ってこんなところまで日本の独特の風習みたいに伝わっているのか・・。

 

マフマド「タシュケントは観光客にとって安全かい?」

安全か・・。どこかのサイトに「タシュケントは日本とも変わらないほど治安が良い」と書いてあったし、実際(気をつけてはいるものの)危険な目に遭いそうな感じもしなかった。

僕「安全だと思うよ」

マフマド「そっか。でも、現地人にとってはそうでもない。僕はこの国を出たいんだ。この国の文化も治安も僕は好きじゃない。僕だけじゃなく、若者はみんな国を出ることを考えている。この国にいても未来は明るくないからね」

マフマド「いつかアメリカに行きたくて、だから英語を勉強してるんだ」

事実、彼の英語はこの国で会った人たちの中で一番上手だった。

偉そうに人の英語を評価できる立場も実力もないけれど、僕のように公的教育や留学で身につけたわけではなく、自分の努力だけでここまで話せるようになっていることを素直に尊敬した(コミュニケーションには一切不自由なく、同じくらいのレベルで話してて心地よかった)

 

ラノとマフマドは2人ともウズベキスタンに住んではいるけれど、ルーツはカザフスタン。

さらにマフマドはタタール人というナショナリティを持っているらしい(タタールは国籍ではなく民族総称)

 

住んでいる国、ルーツ、民族。

僕はそれが全て同じだからあまり深く意識したことは無かったが、マフマドは全てが異なっている。

実は、彼の他にも一度観光地で会った人に「ウズベキスタン出身なの?」と聞くと「いや、出身はカラカルパクスタンだよ」と言われたことがある。

聞いたときはどこの国だろう?と思ったが後で調べてみるとウズベキスタンの中にある自治共和国だった。

中央アジアは僕が想像するよりずっとたくさんの民族や国籍が存在していて、みんなそれぞれのアイデンティティを抱きながらこの国で生活しているんだと知った。

 

そして帰り際、2人が飲み物を買ってくれて、僕のタクシーが来るまで一緒に待っててくれた。

2人にとっては何気ないことかもしれないけど、その気遣いが、本当に友達だと思ってくれているんだと感じてとても嬉しかった。

そして、何かお礼がしたかった僕は、旅の直前に奥さんがくれた祇園祭のタオルをあげた・・(奥さんごめん)

バイバイ二人とも!!

二人の結婚の報告を楽しみにしてるよ!

いよいよ明日からは青の都「サマルカンド」へ行ってきまーす!

 

 

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